ナロー寝子山秘境線 NEW!
|
突然、無性にパイク(極小レイアウト)を
作りたくなりました。
ミニレイアウトよりもっと小さい、B4サイズ
の世界で走らせたいのは、HOn9mm
ナローです。
この10年ほど前から、高低差を意識した
レイアウトやモジュールを作ってきまし
たが、極小スペースでもそのイメージで
楽しいものを作ってみたいんです。
製作の前にイメージ画を描いてみます。
絵や画像から出ないと、文章だけでは
人に伝わりにくいですからね。
水面からレールまでは10cmは欲しい
です。ティンバートレッスルでひやひや
させて、カーブ入り口に小さい駅。
駅から細い登山道を進むと、寝子山の
山頂に向かうのですが、途中のトンネ
ルの上には一軒家があり、横に杉の木。
駅を出発すると、眼下には渓流があり
山頂から大きな滝が落ちています。
トンネル入り口には小さい落石覆い。
頂上付近には針葉樹、山裾に掛けて
木々が生い茂っています・・・
というイメージで作ってい来ます。
|
情景 |
|
|
|
BEMOのVT133レールバスです。
ハイキング気分で秘境に行けるとあって
週末はいつも満員です。
|
ボンネットを線路から大きくはみ出させ
ながら、急カーブを曲がります。
そんなコミカルな所も人気のひとつに
なっています。
|
|
|
父親に肩車された子供が手を振って
います。
誰かが帰ってきたのでしょうか
|
出掛けていた母親が帰ってきたようです。
長い階段が辛そうですが、もうひと頑張り
です。
|
|
|
ガレージには往年の名車ドイツのカルマン
ギアが、程度の良い状態で駐車中。
|
階段を上り切った所にあるベンチ
からの眺望が素晴らしく、カップルの
デートスポットになっています。
|
|
|
一軒家の横の道は、寝子山の登山道
になっていますので、登山客の乗り降り
もそこそこあります。
|
後ろ脚で立ち、前足を動かしながら
いな鳴く、野生の馬。
|
製作過程 |
|
|
|
280mmx390mmのコルクボードを
使用します。
その上に4mmのスチレンボードを貼り
付けますが、それが川底になります。
|
線路は、トミックスのスーパーカーブ
レールを使って案を練ります。
実際使用するのは、PECOのフレキシ
ブルレールを使用します。
|
|
|
路盤は3mm厚のベニヤ合板です。
組んだトミックスのレールをトレース
します。
|
路盤を3mm合板にしたのは、軽さも
ありますが、カッタカッターナイフで
カット出来るからです。
|
|
|
地形の製作には、スタイロフォームを
使用しますが、切断には大型のスチ
ロールカッターを使用します。
|
路盤から水面までは、、3mm厚の
スチレンボードを3枚使います。
|
|
|
こちらは渓流と滝の方です。 |
路盤をセットした所です。
90mmでも結構高いです。
|
|
|
線路はPECOのフレキシブルレール。
手前がNゲージ用、奥が今回使うナロー
用です。
|
枕木の中心に、ルーターで穴を開けて
犬釘を差し込んでいきます。
|
|
|
直線の部分で線路をカットし、ジョイ
ナ~で接続します。
|
線路を一周敷けました。
第一段階突破です。
|
|
|
橋の部分は枕木をカットしました。 |
早速試運転開始!~。 |
|
|
路盤を固定する前に、フィーダー線を
接着します。
もちろんトンネルの中です。
|
線を逃がす部分をカットした後苦手な
ハンダ付けをしました。
|
|
|
路盤から書き写した地形のラインを
スタイロフォームにボールペンで写
します。
|
2段目まで整形した所です。
トンネルポータルの位置もこの時点で
決定しました。
へこんだ所には滝を作る予定です。
|
|
|
4mm厚のスチレンボードを使います。
|
サイドに穴を開けて落石覆いを作り
ました。
|
|
|
路盤から、2層の地形をのせてみた所
です。
|
三層目です。トンネルを完全に覆います。
思い通りに削っていけるのか、少し不安
です。
|
|
|
駅からトンネルの上の一軒家を結ぶ
階段を製作しますが、同じサイズの
部品を量産するのにもってこいなのが
エコーモデルの通販で購入した、
チョッパー2です。
|
2mmづつずらしながら、クラフトボンドで
1枚ずつ貼り付けます。
|
|
|
サイドにもヒノキ材を貼り付けて完成~!
中々登りがいのある階段です。
|
階段が収まる部分をカットします。 |
|
|
階段をはめた所ですが、丁度2層目と
面一です。
|
トンネルの上の一軒家から階段までの
間に、スロープをつけました。
|
|
|
ファーラーのドイツ風木組みの家です。
サイズ的に小振りの家を選びました。
|
すごく詳しい説明書がついているので、
間違いなく組立られました。
機材置き場は、小加工でガレージに
変えました。
|
|
|
トンネルの中を向いている壁は黒の塗装。
中央は、メンテナンス用の穴です。
|
路盤から上の3層の地形はスチロール
カッターで、少しづつ切り出していきます。
|
|
|
階段からの道より滝側の方を高くしたい
し、滝に向かう山頂付近の渓流も表現
したいし、むずかしいです。
|
スパスパカットして、なんとかイメージ
通りの地形になりました。
|
|
|
台枠は、軽さを追究した結果、4mm厚の
スチレンボードで作ります。結構しっかり
しているのは、JR狩伊奈線で実証済です。
|
フィーダー線をここから出し、レバーを押して
線を突っ込むだけのターミナルを取り付け。
|
|
|
早速試運転! |
四面で囲むと、かなりがっちりします。
以前作ったNの壁掛けレイアウトの
JR狩伊奈線で実証済みです。台枠を
|
|
|
台枠を、いつもの水性ラッカーで塗装します。
モジュールの台枠をクラブの規定で緑に塗装
するのは決められているのですが、私は
レイアウトの台枠もすべてこの緑を使います。
|
水性ラッカーは、スイスイ塗れます。
薄める必要もありません。
あえて二度塗りは必要ありません。
筆も水で洗えます。
|
|
|
四面塗ると、格調高くなって来てません? |
路盤の上の地形はまだ固定していません。
こんな感じで良いと思います。
|
|
|
路盤を固定してから、線路を塗ってない事に
気がつきました。
線路全体をタルレッドで塗装しました。
|
枕木部分をマスキングして、レールをレッド
ブラウンで塗装しました。
|
|
|
レール表面についた塗料は、篠原のレール
クリーナーで磨いて除去します。
|
で、またまた試運転~! |
|
|
スタイロにレンガ印刷のストラクチャー用紙
をはって、橋台として取付けました。
|
HOフレキの枕木の裏に5mm檜棒を
貼り付けて、レールに接着。
|
|
|
滝側は、妻楊枝で木橋を作って取り付けました
が、変になってしまいました。
|
天の川モジュールを製作の際に、ゴム製の
ロックモードで余分に岩盤を作っておいた
ので、今回使用します。
|
|
|
ボンドで好きな所に貼り付けます。 |
あちこちに貼り付けました。 |
|
|
階段の塗装。
|
落成覆いの塗装。
内側も黒に
|
|
|
線路路盤から上の成型した地形を固定します。 |
数分間、手で押さえて固定しました。 |
|
|
バラストは、モーリンのN用を使用しました。
まず全体を霧吹きで濡らすと、ボンド水溶液
が浸透しやすくなります。
|
ホームですが、エコーのSTウッドで2枚
切り出して、1枚を2、5mm幅にカットし
ました。
|
|
|
カットした順にホーム上面に貼っていきました。
|
後ろは見えないので省略しました。
|
|
|
駅名板はエクセルで製作しました。
3mm角棒で駅名票を作りましたが、少し
大きかったですね。
|
さて、地面作りには、KATOのプラスター
クロスを使いました。
|
|
|
プラスタークロスを3種類ぐらいの大きさに切り
分けておいた、水に浸し使います。
|
どんどん上から重ねて貼り付けていきます。 |
|
|
岩盤とは自然に繋がるように気をつけます。 |
階段周辺もクロスを貼っていきます。 |
|
|
全体に貼り終えました。 |
トミックスのシーナリープラスターをクロス
の上に塗り、地形を固定していきます。
|
|
|
表面を歯ブラシでたたいたり、へらで傷を
つけたりして、表面を荒らします。
|
全体に盛り付けできました。 |
|
|
地面の塗装を行いますが、水性アクリル絵の具
のガッシュをしゃぶしゃぶに薄めます。
|
今回は、緑、黄、灰、茶の4色を用意しました。
重ね塗りする事で、自然な感じになっていき
ます。
|
|
|
濃くしたい所は、重ねりします。 |
一軒家周辺を除いて、地面の塗装が終了
しました。
|
|
|
紙ねんどは、100均ダイソーの木粉ねんどを
使っています。軽いし扱いやすいし、薄茶の
色がついています。
|
一軒家の土台との隙間を埋めていきます。
階段から家までのアプローチの地面も
ねんどを使いました。
|
|
|
めちゃ薄めた黒のエナメル塗料を用意し、
筆でへこんだ所に塗って行きます。
影がついて、凸凹がはっきりして立体感が
強調されます。
|
これは、コンクリート路面に使います。
|
|
|
階段からのゆるい登り坂に、少し薄めた
テクスチャ―ペイントを塗りました。
|
3色のアクリル絵の具を混ぜて、お気に入り
の色を作ります。
|
|
|
塗ってから気付いてしまった。
水の素が隙間から漏れないように、水面予定
の周辺を、クラフトボンドで埋めます。
|
再塗装しましたが、ちょっと濃すぎたかな。 |
|
|
山頂の渓流ですが、一応水色にぬりましたが
急流なので、ほとんど白くなると思います。
|
茶系のパウダー散布を始めます。
3色用意して順に撒きます。
散布する場所を霧吹きで濡らします。
すぐ乾くので、狭い範囲でこつこつと。
|
|
|
散布したら、岩盤が強調されました。 |
全体的に茶系のパウダーの散布完了しました。 |
|
|
緑系のパウダーを用意します。 |
線路際周辺に散布 |
|
|
家側の橋の下は、水面ではなく緑地帯です。 |
100円均一のセリアで見つけたヤシの木です。 |
|
|
幹をダークアース、実は柿色で塗装しました。
葉っぱは軽く艶消しの緑を吹いています。
|
家から階段までの間に3本固定しました。
南国ムードが出てますかね。
|
|
|
樹木は、ウッドランドのファインフォーリッジの
枝ぶりを選定して使用しました。
|
山の頂上周辺に樹木を植えました。 |
|
|
落石覆いの上には、フォーリッジを使用
して、つたのような植物を表現しました。
|
俯瞰で見た所ですが、頂上の渓流から
下の川まで、滝で結びます。
|
|
|
滝の作り方の資料がどこにもないので、自分で
考えた方法を試してみます。
猫屋線の車両が入っていた容器を使います。
まず、セロテープを隙間を開けずに貼ります。
|
KATOのウォーターエフェクトを使います。
|
|
|
セロテープの上に、厚めに塗って行きます。 |
妻楊枝で筋をつけていきます。
乾燥に24時間かかるのですが、乾くと透明
になります。
|
|
|
ドライブラシの要領で、白色を乗せます。
両側はぼかす感じで中央は濃く。
|
セロテープを外していきます。
|
|
|
滝の上下を木工ボンドで固定しました。
滝に見えない!
|
滝つぼは接着部分との境目をぼかします。 |
|
|
角の水面は、ジェルメディウムで波立たせます
が、岸に近い所と川の中程に強弱をつけます。
|
ウォーターエフェクトで、境目をぼかします。 |
|
|
線路の際には、ノッホやミニネーチャーの雑草
を植えます。
|
一軒家の庭にも彩りを。 |
|
|
ホームをパステルで汚しました。
|
ひとまず完成~!
いつか、滝は作り変える必要がありますね。
|
「にほんブログ村」に参加しています。
記事が気に入っていただけたら、クリックしていただけると励みになります。