惣郷川橋梁 NEW!
構想 |
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5年前に画像を見て一目惚れ、作りたいと
思った山陰本線山口県内にある惣郷川橋梁。
長さは190m、実物換算で240cm。
その上曲線でR600m、実物換算でR7500。
結局、長さは半分にして140cm、曲線は
R3000(図面のR1500は間違い)に決定。
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橋脚は日本海の荒波に負けないコンクリート
製の美しいラーメン橋です。
橋脚3本を1セットにして6セット接続しています。
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情景 |
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製作過程 |
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5年前に橋梁の土台を作りかけたのをそのまま
使用し、同じものをもう1枚作ります。
内側は2mm合板、中は4mmスチレンボード。
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断面ですが、2mm合板の上に4mmのスチ
レンボードを貼り、8mmx4mmの檜棒を内
側のカーブに。その上に3mm角の檜棒を並
べ手摺用の土台に。
外側のカーブに合わせて5mm檜棒を貼り、
その上に作業用通路取付け用のプラ製アン
グル。作業用通路の4mm厚スチレンボード。
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R3000の橋梁の土台が2枚できましたが、
繋げると1,8mあるので、どこかでカットします。
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橋脚は、10mm厚のスチレンボードを使用。 |
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正確さが大事なので、慎重にカットします。 |
橋脚を含めて4種類の部品を余分に作りま
した。
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橋脚に、2本を繋ぐサイドの部品を貼りつけ。
組みたては、慣れてる速乾の木工ボンド。
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やっと1組出来上がり。
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組んだ橋脚を土台の裏に接着しました。
R3000の曲線の橋梁ですので、橋脚の繋ぎ
の部品が内側と外側で2mm違います。
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2組、カーブに合っているか確認しながら
接着。
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2組の橋脚を繋ぎましたが、これで1セットです。
これが6セットで本来の惣郷川橋梁になるの
ですが、フルで製作すると完全に2mを越え
ますので、4セットにディフォルメします。
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橋脚のセット同士は、この様に重なります。
こういう所もこの橋梁の魅力の1つになって
います。
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サイドの台枠作りですが、サイドは5か所に
折れ曲がっており、面倒ですが両側は10枚
貼り合わせとなります。
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橋梁は、海から10mmかさ上げしました。 |
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1枚ずつ現物合わせで切り出し貼り付けます。 |
山側の道路部分をスチレンボードで作り
ました。
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山側のサイドをカット。 |
車を置いて、イメージを固めました。 |
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橋梁を挟んで、海側の裏は川に繋がって
います。これは川側のなだらかな地形です。
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10枚のサイドの合板を貼りつけ、台枠が
完成。
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最初に3mの紐をコンパスの様に使用して
R3000をケガいた、右の3mm厚の合板を
基準にしているのですが、これを使って
3mmのスチレンボードで道床を切り出します。
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橋脚の中心に道床を貼り付けました。
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まだ地形を作っていないので、橋梁はまだ
固定していません。
線路も置いただけのイメージ確認です。
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橋梁は海より10mmかさ上げしましたが、
砂浜部分も4mmかさ上げします。
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このタイミングで台枠の塗装を行います。
ラッカーはいつも通り水性の緑色です。
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緑色は、他のモジュールと接続しても
違和感がありません。
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川から海に流れ込む所を同じ水性の青色で
塗装しておきます。
実際に海と川を塗装する時は、色も変更して
グラデーションも付けてい来ます。
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地面及び砂浜の部分も茶色に塗装して
おきます。
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ガレージで橋梁を塗装しました。
実物はグレーに藤色が混ざって入るような
色ですが、イメージに近いグレーで塗装。
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基礎部分は、薄いグレーを筆塗りしました。 |
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橋脚を台枠に木工ボンドで固定します。 |
橋脚自体はとても軽いので、重しがないと
浮いてしまいます。
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「
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たった5cmの短いトンネルですが、その上に
地形を作りたいのでスチレンボードを貼りつけ。
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トンネルの上の部分の地形を作ってみた所。 |
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左手の道路と丘。
線路と並行してここから離れていくのですが、
実際はここから下って小さい橋を通り、右手
のトンネルのしたの道路に繋がっています。
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トンネルから覗いてみた所。
ここからバラストを敷き、右手に作業員用
通路、右側にも手摺を付ける予定です。
ガイドレールが効果的です。
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バラストには、モーリンのクラフトサンドを
使用します。
今回は、2種類を混ぜてみました。
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線路の間にバラスト散布中ですが、指で
つまんで撒くのが手っ取り早いです。
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道床のような傾斜にしたいので、撒かない所
にはマスキングをして、その手前にクラフト
ボンドを置いていきます。
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バラストを固着します。
スポイドで丁寧に流していきます。
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バラスト散布完了。 |
100均のダイソーで売ってる、園芸コーナー
のプランターの底に敷くやつですが、手摺り
の素です。
カットする場所によって、色んなサイズの
手摺が作れます。
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全長1mぐらいあるので、結構手間がかかり
ますが、価格の割に効果は絶大ですので、
頑張ってカットします。
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塗装してみましたが、塗装がのり難い素材
なのか、結構剥がれます。
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手摺の土台に1つづつルーターで穴を開け
ていきます。
穴にクラフトボンドを流します。
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手摺を差し込んで海側は出来上がり~! |
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川側は手摺を倒して、脚の部分の中心に
ルーターで穴を開けます・
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穴に差し込んで完成。 |
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エクセルで通路を作ります。
早くで印刷したら、ええ感じの色合いに
なりました。
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1枚づつカットして並べてみました。
コンクリート製の通路が、経年経過でこんな
色合いになるんかなとおもいます。
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道路際擁壁を貼り付けました。
下方はファーラー製です。
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石積はトミーテック製です。 |
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地面には、KATOのプラスタークロスを使い
ますが、水に浸して、スタイロフォームの
地形に貼り重ねるだけの簡単な商品です。
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素早く作業を進める為に、プラスタークロス
を3種類ぐらいの大きさにカットしておきます。
しゃぶしゃぶ肉のように水に浸します。
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以前にロックモードで岩盤を量産しておいた
ので、要所要所に貼り付けます。
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盛りあげるとそのまま固まります。 |
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山側の道路からなだらかに下る傾斜。 |
取り外しのトンネルの境界線がはっきり
わかってしまいますね。
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トンネルを取り外し式にしないと、作業をして
いる2階から降ろせなくなるからです。
緑化の作業で継ぎ目が消せると思います。
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手前の小さい丘も外せないといけない
ですが、忘れたてました。
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水を張った紙ボールに石膏を静かに入れます。
ゆっくりかき混ぜて溶かしていきます。
緩いペースト状になったらOKです。
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クロスの表面にも石膏の粉がついているの
で、水だけでもある程度表面の粒粒は消える
のですが。
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全体の上塗りを完了しました。 |
完全に乾燥する前に歯ブラシで表面を叩いて
荒らします。
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金ブラシを使うと、また違う傷がつきます。 |
地面のすき間をうめるのに、100均ダイソー
の柔らかく扱いやすい石粉ねンどを使います。
真っ白ではなく、薄いグレーです。
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適量を両手で丸めて、海岸の10mmの段差
に並べ、指で押さえながら広げていきます。
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海岸線ができました。 |
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川から細い河口を通って、海に繋がる感じを
出したいのですが、橋脚の間は細すぎました。
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全体的に地面の下地処理は完了しました。
ここからどう色つけていくか、悩む所ですが
楽しくもあります。
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地面の塗装には、水性のアクリルガッシュ
を使います。
水で薄められ、筆も水で洗えます。
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5色位を、めちゃ薄めて使います。 |
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ゴム製のロックモードにプラスターを流して
作っておいた岩盤を先に塗装します。
色を混ぜて濃いめの塗装を施し、最後にスミ
入れをして、凸凹を強調します。
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一番高い所に大きな筆を置いて、塗料を
絞り出し流します。
アクリル絵の具は色んな色を塗り重ねて
色調を整えていくのでざっくり塗っても
大丈夫です。
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5色使いました。
乾燥したら、色も落ち着いてきます。
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こちらも同様の色付けをしていきます。 |
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橋台の間、海岸沿いに石粉ねんどを盛り
つけてスロープ状に広げます。
橋台の間も合わせて灰色に塗装します。
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川側の地面の基礎に石粉ねんどを使用
して、盛り付けていきます。
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道路には、ざらつきのある水性グレイペイント
を使用します。
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パウダーを茶系と緑系、各3~4種類用意
します。
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トンネル部分から、茶系の散布。 |
茶系が終われば緑系パウダーの散布。
暗い色から徐々に明るくしていきます。
陰影を強調して立体的に見せる為です。
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取り外し式のトンネル。 |
スポイドで水溶液を撒いていきます。 |
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この辺は断崖絶壁ですので、モジュールを
傾けてまきます。
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国鉄色の単行が似合います。
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パウダーを撒き終わったらまずはフォーリッジ
を適量ちぎって両手で広げます。
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ちぎるときに出来たスポンジの玉を上から
からませて固着します。
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なだらかな傾斜の所には、ターフを撒きます。 |
半分以上埋もれた橋脚の部分には、ライケン
を押し込んで固着します。
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海の塗装は、いつも通りアクリル絵の具の
ガッシュを使用します。
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水面は3mm程の厚みになるので、海岸線も
その分を塗装します。
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川は浅瀬で水底が見えるようにしたいので
1番細かい石を撒いております。
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固着した川底を薄めたガッシュで塗装しま
したが、色を乗せるという感じですね。
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川の近くにはモーリンの川石小を、平面の
敷地にはバラストを使ってみましたが、
バラストの方が濡れているように見えます。
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全体に小石とバラストを撒くと色がはっきり
わかれるので、境目をぼかしました。
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橋脚の半分からこちらには小石小を撒きました。 |
消波ブロックはNゲージ用しか販売されて
いないので、トミーテック製を使用します。
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小さいですが、雰囲気優先って事でいいです。 |
砂浜は、KATOのバラスト細めを
使いました。
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現時点では、荒々しい日本海という風には
想像がつきません。
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近くの公園で拾ってきた石を良く洗って
天日干しし、固着しました。
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海の素材には、今回はグロスポリマーメディ
ウムを使いました。
乳白色ですが、24時間で硬化し透明になり
ます。
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約3mmの厚さで全体に流し込みました。 |
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河口付近は、底に砂利を撒いてあえて浅く
して、海側から
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さざ波の表現にはジェルメxディウムを使用。
歯ブラシでたたきます。
乾燥したら透明になりますが、何度も乾燥を
待つので、この時間が無駄なんですよね。
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大波表現の盛りあげに、ジェルメディウムより
エッジが立ちやすいスーパーヘビーを使います。
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大波表現は、波の形をイメージして、原液を
直接筆で塗って行きます。
こちらも乾燥すると透明になります。
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海側の河口付近のさざ波を荒目に作ります。 |
消波ブロックの所も波を盛り付けました。 |
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波が砂浜に当たって砕け、白波が立った表現
をしたいので、砂浜周辺もメディウムを歯
ブラシでたたきます。
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乾燥したらどうなるのか待ち遠しいですね。 |
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24時間後、あんなに盛りつけたのになんで
って感じです。
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斜め手前から立て続けに波が押し寄せてくる
というイメージだったのですが、海の奥行き
が狭いので、迫力をだすのが難しいです。
ドライブラシをかけます。
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砂浜付近や消波ブロック、河口周辺にも
ドライブラシをかけました。
大波はなんか違うような気がしますので、
いずれやり直します。
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目線を浜辺に合わせてみると、奇妙な
世界に迷い込んだような錯覚を感じます。
実物をみたら同じような気持ちになるのかな。
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左手の崖には、フォーリッジを盛り付けました。 |
川側の緑地には、ファインフォーリッジを
絡めていきます。
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トンネル側のなだらかな緑地は、ブッシュ製の
草むらをちぎって貼り付けます。
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ふさふさして、さわり心地が良いです。 |
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ネイチャーのオレンジ色の花をワンポイントで
貼り付けました。
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針葉樹を大量に作ります。 |
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幹と枝をねじって、細かくちぎったフォーリッジ
クラスターを貼り付けていきます。
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完成したら、ドリルで穴を開け、しっかり刺し
こみます。
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これで25本です。 |
同時に作った広葉樹は、緑地に。 |
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ファインフォーリッジは繁みの所に。 |
これで完成です! |
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隣のモジュールとの接続部に、ボルト用の
直径8mmの穴を開けます。
場所は線路中心から6cmと決められて
います。
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脚の製作ですが、規定では床からレール面
までが940mmですので、逆算して脚の長さ
を決めます。
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角棒の先に、パイプ棚用の伸縮器を取付け
ますが、これはモジュール同士を薩族した際
に微妙な高さ調整を行う為に必要です。
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3cmx1.5cm角の脚に、3cm角の補強材
を接着しました。
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脚に本体への取付け穴を開けます。 |
蝶ねじを使って、本体に固定します。 |
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モジュール全景ですが、トンネルを取り外し
ています。
実物の橋脚の数は、この倍近くあるのですが
これでも長さ1350mmあり、車に乗せるの
には、この長さが限界です。
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モジュールを安全に運ぶために、専用の蓋
を段ボールで作りました。
仕事柄段ボールの工作なんかはお手の物
ですが、こんな変形の蓋はもう2度と作り
たくありません。
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